スマホ取り付けにくい問題を解決「マウントバー (ジャイロキャノピー専用) MDMB-GC」製品解説
本製品「マウントバー (ジャイロキャノピー専用) MDMB-GC」は、ホンダのジャイロキャノピー(TA02[2サイクル]/TA03[4サイクル]型)専用に設計されたマウントバーです。
ハンドル周りにスマートフォンホルダーを主とするバーマウントアクセサリーを取り付けるための土台(ベース)として機能します。
使用には加工不要・工具も不要で簡単です。
内容物

内容物は「マウントバー本体」、「マジックテープバンド×2」、「保護・滑り止めシール×2」
説明書がなくても直感的に使用方法がわかるほど、ミニマムな構成となっています。
※スマホホルダー等は含まれません。22mmバーに取り付け可能な市販のものをご利用ください。
製品の詳細






バーの部分は直径約22mm(22.2mm)になっております。長さは約37mmとなります。一般的なスマホホルダーのクランプ部分の幅は20mm前後なので余裕のあるサイズです。
主な使用例
- ナビゲーション:市販のスマートフォンホルダーを取り付け、Googleマップなどのナビアプリを安全な位置で表示。日々の配達業務やツーリングで活躍します。
- アクションカメラ・ドライブレコーダー:GoProなどのアクションカメラをマウントし、走行動画を撮影。
- USB電源の固定:後付けしたUSB電源ソケットなどをハンドル周りにスッキリと固定するベースとしても利用できます。
応用的なカスタマイズ方法
- デュアルマウント化:本製品を2つ用意し、ハンドルの左右両方に取り付け。右にスマートフォン、左にモバイルバッテリーといったように、複数のアクセサリーを同時に使用できます。
- 固定力・防犯の強化:より強固な固定を求める場合、結束バンドやワイヤーを追加したり、あるいはマジックテープの代わりに金属製のホースバンドなどを使用して固定する方法も考えられます(※車体や製品に傷がつく可能性があるため自己責任で実施してください)。
- 高頻度な付け外しに対する耐久性を向上:付属のクッションテープは高頻度の付け外しでは剥がれ易いのが弱点。対策として車両側または本製品接触面の全体に薄いゴムシートやシリコンテープを貼り付けたり巻くことで、クッションテープ使用せず、運用することも可能。
取り付け方法

付属のマジックバンドとクッション保護テープを取り付ければ使用できる状態になります。

ジャイロキャノピー本体への取り付けは至って簡単。ハンドルの部分に巻き付けてマジックテープで縛り付けるだけ。車体への加工も必要ないため、誰でも簡単に着脱が可能です。
初めてでも20秒程度で済みます。慣れれば10秒から20秒以内で取り付け・取り外しが済ませられる程度に楽々です。なので、毎回乗る前に取り付けるという運用でもストレスにはなりにくいと思います。
取り付ける際の注意点
1点だけ注意が必要です。

(↑画像)上記のように、ハンドル右側に取り付ける場合におきまして、マジックバンドを巻き付ける際には、スロットルワイヤー(アクセルワイヤー)を一緒に巻き込まないようにしてください。
スロットルワイヤーを巻き込んでもすぐさま故障するわけではありませんが、車両の「加速」に関連する非常に重要かつ安全に関わるワイヤーでございます。そのため、安全のためにもこの点には十分ご注意ください。
ハンドル左側に取り付ける場合は、パーキングレバーの動きに干渉しないことを確認してください。マジックバンドが3重になっているとレバーの動きが渋くなる場合がございます。その際はバンドの長さ分配を変えて重なる点を変えるか、バンドを短く切断して調節してください。
実際の使用感レビュー

市販のスマホホルダーと一般的なスマホ(iPhone)を取り付けました。
ハンドルの真上よりもわずかに前方にてスマホが保持されるため、運転中からスマホ画面(ナビ画面など)を確認する際の視線移動を軽減。
写真では縦画面ですが、横状態でも全く問題なく保持可能です。

ハンドルを全開に切ってもどこにも干渉しないため、駐輪場内など切り返しが必要な場面でも快適に運転操作が可能です。
バイクのスマホホルダーに関して、振動で画面が見にくくなる製品がございますが、このマウントバーとスマホホルダーの組み合わせにおいては、画面が読み取れなくなるほどシーンはほとんどありませんでした。
もちろん、踏切や陥没(破損した路面)など著しく凹凸の激しい路面では瞬間的に画面の情報を全く認識できない程の振動が発生することもございますが、体験として走行時間のほとんどを快適に視認できました。
耐久性が大幅向上!旧モデル(MDMMB-GC)との比較
本体は主にプラスチックで構成されているため「耐久性はどうなの?」とご心配もあると思います。実際に、旧モデル「マルチマウントバー (ジャイロキャノピー専用) MDMMB-GC」ではレビューを投稿いただいた方のご意見として短期間で破損するという耐久性に関する懸念が報告されておりました。
なので、後継モデルである本製品では、製品化にあたって、あらゆる点で耐久性を高めるための補強を導入しました。(新規に全ての詳細な部分に耐久性を重視した設計を施しております。)




まず前作では利便性を考慮して2つのアクセサリーをマウントできるよう「T字バー形状」を採用していましたが、今作では1つのマウントにし「コの字バー形状」といたしました。
また、10mmほどネックの長さも(高さ方向)も短く致しました。
これにより同じ負荷でも首の部分にかかる負担が減ります。
一見すると機能が削減されたように見えますが、これは耐久性を最優先した設計思想によるものです。
減らした体積・機能の代わりに、ほぼすべての部分に補強を追加致しました。
まず、横からご覧いただくと、首の太さ、特に首の根元がこれ以上拡大できない程に太くなっております。これにより最も破損しやすい部分であった首の付け根が極めて強固な状態になりました。もちろん前述の通り、1㎝程短く(低く)なっております点も耐久性の面で有効です。
また、バー部分に関しても前作では筒抜けで、ユーザーによるネジやワイヤーによる機能追加など、カスタマイズ性を重視した設計となっておりましたが、これも廃止し、ステンレスネジを用いた金属シャフトを導入。
もともとバー部分は破損しにくい強度が保たれておりますが、経年劣化等で素材が脆くなった場合でも、ステンレスの変わらない強度により耐久性向上に貢献できるよう仕上げました。

以上が耐久性に関する改善と前製品との違いについてでした。
良い点・イマイチな点
【良い点】
- 圧倒的な手軽さ:工具不要で、誰でも数十秒で取り付けが完了する。
- 安価:同機能の他製品より安価な価格設定です。また、他製品は車体への加工が必要な場合が多く、業者に依頼すると工賃で数倍の費用がかかることもありますが、本製品はその必要がありません。
- 車体に優しい:車両への穴あけや加工が一切不要。カバー割れなどの車両側が破損する心配が不要。
- 専用設計:運転の邪魔にならず、視認性の良い最適な位置に設置できる。
- 高い剛性:内部の金属シャフトと耐久性に配慮した設計。
【イマイチな点】
- 防犯性:マジックテープは着脱が容易な反面、盗難のリスクも考えられます。
- 質感:主要部は3Dプリンター製のため、射出成形品のような滑らかな表面ではない。
- 付属品:スマートフォンホルダーは付属しないため、追加のコストがかかる。
【安心の30日間返金保証】
旧モデルのMDMMB-GCと同様、本製品にもAmazonの通常返品保証に加え、当方独自の「到着後30日間の返品不要の返金保証」がございます。
万が一、30日以内に製品が破損した場合は「Amazonの購入履歴にございます”商品について質問する”」よりご連絡ください。確認でき次第、全額の払い戻しを致します。
まとめ

「マウントバー MDMB-GC」は、「ジャイロキャノピーにスマホを付けたいが、難しい作業はしたくないし、車体も傷つけたくない」というニーズに応える商品です。
取り付けの手軽さと専用設計ならではのフィット感は、他の汎用品では得られない大きな魅力です。
いくつかの注意点や特性を理解した上で使用すれば、ジャイロキャノピーの利便性を飛躍的に向上させる、非常にコストパフォーマンスの高いカスタムパーツです。
日々の業務を効率化したいプロユーザーから、ツーリングを楽しむホビーユーザーまで、すべてのジャイロキャノピーオーナーにおすすめできる製品です。
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