ZV-1にNDフィルター等を取り付け可能にするキット「クイックリリースフィルターアダプター」紹介

「SONY VLOGCAM ZV-1」は高性能で使いやすく、コストパフォーマンスも良好。非常に素晴らしいデジカメです。
しかしZV-1に限りませんが、コンパクトデジタルカメラの欠点の1つ、レンズフィルター取り付けできない問題はございます。これを解決し、なおかつ使いやすくする商品「モトヲカ設計 クイックリリースフィルターアダプター (For ZV-1) 52mm対応 F35マウントシリーズ セット」を作成したのでご紹介します。

Amazonでご購入いただけますが、一応私が設計者(製作者)なので「良いところ」「イマイチなところ」の両面をご紹介します。(しいて言えば自己レビュー致します。)

「モトヲカ設計 クイックリリースフィルターアダプター (For ZV-1) 52mm対応 F35マウントシリーズ セット」

Amazonで2,000円(10%税込み2,200円)で販売しております。

内容物は

  • ZV-1用ベースリング×1(粘着シール貼り付け済み)
  • ねじ込み式フィルターホルダー(52mm対応・F35)×1
  • はめ込み式フィルターホルダー(52mm対応・F35)×1
  • 予備用粘着シート×1

以上です。
本製品だけで2個の52mmフィルターを素早く付け外し&付け替えが可能になります。

なお、ZV-1専用に作られており、ZV-1M2には対応していません。(※ZV-1M2用も発売計画はございます。本製品をそのままZV-1M2に取り付けた場合、わずかに内側にリングがはみ出ますが装着は可能でした。)

「(左)はめ込み式フィルターホルダー」「(右)ねじ込み式フィルターホルダー」
これらのフィルターホルダーはそれぞれ(3個または4個セットですが)個別でも販売しております。
はめ込み式とねじ込み式の両方を試した上で、気に入った方を買い足すなどできます。

■ ZV-1用ベースリング

ZV-1用ベースリングは裏面に両面テープが張り付けてあります。この粘着力でカメラのレンズ鏡筒の先端に貼り付け・固定します。

ねじ込み式フィルターホルダー(52mm対応・F35)

「ねじ込み式フィルターホルダー」は市販の52mmレンズフィルターを通常通りねじ込んで取り付けることが出来ます。

プラスチック製のネジなので比較的なめやすいです。ねじ込む際は慎重に作業することをお勧めします。いきなりねじ込まず、反時計回りに回しつつ、「カタッ」とねじ込み始めの場所を見つけて、そこから時計回りに回してねじ込むと作業しやすいです。

単体で購入の場合、以下に紹介するはめ込み式モデルと比べるとやや高価ですが、よく見るとわかりますが、表面の仕上げが艶消しとなっており、光学的に有利な設計となっています。

はめ込み式フィルターホルダー(52mm対応・F35)

「はめ込み式フィルターホルダー」は市販の52mmレンズフィルターをパチンとはめ込み固定することが出来ます。
ネジ山を意識することなく簡単にフィルターを着脱できます。

ただし、爪で固定しているので高頻度の付け外しで爪が摩耗すると寿命となります。設計の段階では数十回のフィルターの付け外しでも耐えることを確認していますが、フィルターのメーカーや素材、外し方の丁寧さなどで耐久回数は変わります。
従って、フィルターを高頻度に付け外しする場合はねじ込み式の方が良いでしょう。

単品で購入する場合はねじ込み式よりも、このはめ込み式の方が安いので、数を揃えたい場合ははめ込み式の方が良いかもしれません。

使い方

まずはリングをカメラに貼り付けます。

貼り付け方向はリングの突起が上下左右に配置される方向を推奨。この方向だとフィルターホルダーを取り付けたときにカッコよく仕上がります。

うまく貼り付いたら、優しく押し付けます。ここで貼り付けが甘いと後からはがれる可能性が高まります。

そしたらフィルターホルダー側を取り付けます。

取り付けは向きは90°ごと。

基本はフィルターホルダーの左右の突起を斜めにした状態で合わせ、45°時計回りに回すと固定できます。

奥まで回すと「コリッ」と感触があり軽く固定されます。これにより、少しの振動程度では勝手に外れることは基本的にありません。

※ただし、3Dプリントによる樹脂製であるため個体差もございます。個体差を考慮して「ロックの感触は硬すぎないようにするために”やわらかめ”」を目指しています。従って、フィルターホルダーを取り付けた状態で、カメラを首から下げて歩くなどは非推奨でございます。そもそも両面テープて貼り付けられておりますし・・・ね。

外し方

カメラ側リンクは両面テープで固定されているだけなので、外す際は引きはがすだけです。
4か所のでっぱりを手掛かりにめくる様に剥がすと良いでしょう。

ただ、硬すぎて剥がれない場合は引っ張るだけではなく、カメラ側にも引きはがす力と同じ力を掛け(引く力と押す力で相殺する)、レンズ鏡筒に無理な力を加えないようにすると良いでしょう。

リング部分も樹脂製であるため、1部分でも剝がれ始めればしなるので比較的すんなり剥がせるでしょう。

ちなみに、ねじ込み式のフィルターホルダーからレンズフィルターが外れなくなった場合は、裏からカッターなどで切り込みを入れると簡単に外せます。※お怪我に気を付けて下さい。

まとめ「ZV-1に一眼カメラ並みの表現力を。神カメラが更に素晴らしく。」

「NDフィルター」「PLフィルター」「ワイコン」「テレコン」「クローズアップレンズ」などなど、元々は取り付けることが出来ないレンズフィルターを使用して、本来は実現不可能な映像表現を可能に。コンデジに一眼カメラ並みの自由度を追加できる。「モトヲカ設計 クイックリリースフィルターアダプター (For ZV-1) 52mm対応 F35マウントシリーズ セット」をご紹介しました。

私が制作した製品でもあるので、説明書のような内容になってしまい、公平なレビューにはなっていなかったと思いますが参考になれば幸いです。売れ行きなどが不明なので入手性をいつまで維持できるか不確かですが、在庫確認も兼ねて商品ページ等もチェックして頂ければと思います。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0F3127Z58

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